導入事例
CASE
それまでのやり方でインターネット申込み分と電話申込み分を一元管理
【基本情報】
山口県山口市
世帯数:約8.7万
担当部署:山口市環境部清掃事務所
【導入前の運用と課題】
山口市では、粗大ごみの戸別収集を利用するためには、利用者は平日の8時30分から17時の間に清掃事務所へ電話で申し込み、その後、地域の行政窓口へ出向き、収集手数料を現金で支払う必要がありました。清掃事務所では、受け付けた内容に関する書類を作成し、行政窓口へFAXで送付しており、支払い後の連絡も行政窓口から清掃事務所へFAXで行っていました。
このように、利用者にとって時間の制約や手数料支払いのための移動の負担など、大変不便なものとなっており、職員にとっても、電話受付対応をはじめFAXでのやり取りなど、アナログな内部業務が煩雑で負担となっていました。
また、年間の粗大ごみ戸別収集の利用件数は2,000件を超え、さらに増加傾向にあり、粗大ごみ戸別収集に対する市民ニーズの高まりが認識されていました。
【導入検討のきっかけ、ソダイシスを選んだ理由】
粗大ごみ戸別収集は多くの自治体が行っている業務であり、また、国の「デジタル・ガバメント実行計画」において、優先的にオンライン化を推進すべき手続に位置付けられています。その中で必要な機能を備え、使いやすいサービスの検討を行い、実証実験を経て「ソダイシス」の導入を決断しました。
【導入においてよかったこと、悪かったこと】
利用者は24時間365日、いつでも、どこでもインターネットでの申込みとクレジットカード払いができることが、利便性の向上につながり良かったことです。
また、粗大ごみの戸別収集は、自治体によって申込み方法や手数料の支払い方法などが異なっていますので、実証実験にあたって、山口市方式の詳細をお伝えし、それに合わせてシステムを構築していただきました。それまでのやり方でインターネット申込み分と電話申込み分を一元管理できたことも良かったことです。
実証実験後にも、市内全域で運用できる機能やより使いやすい、便利なシステムにするために必要な機能等を要望させていただいた結果、山口市方式にマッチしたシステムにカスタマイズしていただき感謝しております。
【導入後の効果】
実証実験の段階では、オンライン申込みの割合が20%程度あり、電話受付対応にかかる時間を削減できました。また、利用者からも今後も利用したいというご意見をいただきましたので、利便性も高かったと実感しています。